犬猫会「パラナ・ポラー」稽古場レポート08
本日は音楽の後藤浩明さんと音響の金子さんが入っての本格的な音合わせをしてからの通し稽古となった
音合わせでは、頭から順を追って音の確認をしていく
事前の打ち合わせはしていたが、ハッキリと決めない中で音楽音響共に準備をしてもらっての合わせだったが、お二人共臨機応変にその場で対応してくださり、大変助かった
理想に近いものや予想外のもの、多様な形となっていてなかなか面白い形で皆様に届けられそうである
今回の芝居は音の力が非常に大きく、役者も大いに音の力を借りて空気を掴んでいたと思う
ここに更に照明の力が加わるのは非常に楽しみである
今回も各セクションに信頼のおける方々を配置できてとても安心感が強い
総合芸術ならではの楽しさを体感していただけるだろう
今日の通しは、細かい部分ではこれまでの稽古できちんと積み上げて来られていることが実感出来た
それと同時に、大筋での流れにまだ納得いかない部分がある
作品をどう解釈して、どう魅せていくか
今回は稽古をしていく中で発見していくことも多かったのだが、やはり元々の構想段階の甘さが露呈している部分もある
役者が上手く積み上げられていない箇所に関して、今一度明日の部分稽古の中で組み立てたいと思う
また、明日は部分稽古をしつつも、一日の稽古の中で二回通しを行う予定である
本番も一日二回公演であり、どれだけ体力、集中力を使うのかを確認する為でもある
今回は全七公演で、それぞれの回のその瞬間のリアルを保ってもらうためには、ある程度の体力が必要になる
今回の役者二名はきちんと体力作りが出来ているので大丈夫だとは思うが、何せ二人で世界を構築しなくてはならないからそこは大変な作業である
明日は実際に感覚を掴んでもらい、本番に備えてもらおうと思う
残り二日、されど二日
まだまだ良くなる
有意義に過ごそうと思う
(水野玲子)
作:マルハ・ブスタマンテ
翻訳:仮屋浩子
出演:宝意紗友莉(文学座)・山下智代(犬猫会)
演出:水野玲子(犬猫会/文学座)
音楽:後藤浩明
公演期間:2024.8.22-25
会場:STUDIO ZAP!
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