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2023年6月15日 (木)

avenir’e(アヴェニール)『大人の付き合い』/『紙風船』 稽古場レポートその3

本日は稽古場最終稽古。

昨日のフィードバックを受けて、返し稽古をした方が良いであろう個所を数か所返す。それ により明確に面白くなったり劇的になったシーンを共有しながら通し稽古へ。


返し稽古をしたことの効果としてはもちろん良かったが、俳優が返し稽古の成果を求めに いった結果、思考が働いてしまい、本来必要であろう熱量が生まれなかったところもあった。 それは俳優からのフィードバックでもやはりそういう事が起きていたようだ。


そういう思考がなぜ良くない状態を作ってしまうのか。

そういう自分のパフォーマンスの成果を意識している時、ほとんどの場合相手役とのつな がりが切れている。本来役は、相手役とつながっているつながっていたいという意志がある から会話をするのであって、それが切れることによって積みあがるべき空気が一旦リセッ トされてしまう。すると俳優は自分がセリフを語る目的を見失ったりその動機が薄くなっ てしまう。結果としてさらに何とかしようと思考してしまい負のループが生まれる。 もちろん俳優もそんな状態を望むわけはないのだが、目の前の瞬間に対する集中を欠いて しまうと陥ってしまうところでもある。


今日、特に『大人の付き合い』ではその対策のために先ず身体が反応するということをシェ アした。相手のそのセリフその言葉を聞いた時に起きる身体の反応。目の前のことに集中し ていれば起きる身体の反応。その時重心は後ろに下がるのか、前のめりになるのか、あるい はのけぞるのか。それらを明確にすることで先のことを意識せずとも身体が空気や熱量を 積み上げてくれる。そのことをシェアした。


劇場に入ってからまだ時間はあるけれども、稽古場での稽古が最終日という焦りも影響し ていたのだろうと思う。まだまだ伸びしろを感じているし、戯曲の面白さを引き出しきれて いない不安などもあるのだろう。ちょっとしたタイミングでこういう事も起きてしまうと いう稽古の難しさも感じた。

しかし作品や俳優のパフォーマンス自体は上がってきているので楽しみの方が大きい。


明日から劇場です。稽古場レポートお読みいただきありがとうございました。

お気に留めていただけたらぜひご観劇いただけたら嬉しいです。

 

avenir’e(アヴェニール)2nd create

『大人の付き合い』/『紙風船』

6/17(土)~7/4(火)

@新宿眼科画廊 地下
【公演 HP】
https://avenire.cloud/next/


大原研二

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