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2023年6月 9日 (金)

ことのはbox「独りの国のアリス」稽古場レポートその4

6月8日(木)

 

担当:演出 酒井菜月

 

集中稽古4日目
まずシーン稽古物語の終盤の大事なシーンの稽古。
その後、舞台監督、照明スタッフを招いての通し稽古。
ダメ出しをしてから休憩を挟んで衣装を付けての2回目の通し稽古。その後ダメ出しをしてから解散。

 

シーン稽古では物語の最後を彩る誕生日ケーキの火周りの稽古を行った。
このレポートにも再三書いてはいるが、実際に行うと難しい動き程スムーズにコンパクトにこなせると見目が美しくなるので動線を確認しつつも確実にこなせる様に繰り返し稽古した。
動きに集中すると、台詞が飛ばなくなる事が見えるのでその辺りは気を付けてもらいたい。
動きと台詞が綺麗に合わさって初めて美しい芝居となる。

 

その後物語の中でアリスが歳を取っていく様を稽古した。
前提としてアリスが歳を取っているのだが、アリスだけが動くのではない。そこを念頭に置いて稽古した。
そのシーンの意味を座組みがしっかりと解釈しアリスをいかに動かす事に協力し注視出来ているかが肝となっている。
このシーンの出来で話の締まり方が変わると言っても過言ではないので役者には頑張ってもらいたい。

 

小休憩を取った後、本日最初の通し稽古。
観た感想としては悪くない。お客様に出せるラインには来ていると感じた。
だが、この出来を最低ラインに持っていきたい。座組み全体の目指している方向が今までの通し稽古の中で1番明確だっただけにもっと上の出来が見えそうでもどかしい。
ダメ出しでは役者に今の通し稽古の感覚をベースに持ってくる様に伝えた。
再現性を重視し、確実性を持たせる為だ。再現性を持つ事が出来れば芝居の精度も安定するし余裕もできる。

 

1時間の休憩後座組全員で出来る最後の通し稽古を衣装付きで行った。
これまでの通し稽古では衣装を付けるかは役者に委ねていた為上手くいかない所もあるだろうと思いながらの通し稽古となった。
観た感想は言葉にすると難しいが敢えて言語化しようとすると気持ちが悪かった。
テンポも悪い訳ではないが衣装を付けたからなのか、それとも最後の通し稽古として空回りしたからなのかわからないが、ずっと微妙に気持ちが悪かった。
理由は明白だ。なまじ先程の通し稽古が良かった為に再現性を持たせようとした為に再現と云うよりもトレースに近い動きが多かった。要求する物は高いと思うが、それがより良い芝居に繋がるので課題としたい。
役者にも出来るだけ言語化して伝えたが、最終的にこの感覚は各々感じてもらうしかないので本番までに掴んで頂きたい。

 

明日からはひたすら小返しをして各シーンの精度を高めていく予定だ。後1週間で初日を迎えるが座組のモチベーションはとても高い。
そんな彼らに期待して明日の稽古に臨もうと思う。

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