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2023年6月11日 (日)

ことのはbox「独りの国のアリス」稽古場レポートその6

6月10日(土)

担当:演出 酒井菜月

集中稽古6日目。

今日は1日シーン稽古。
物足りないところを徹底的に100本ノック。
主に台詞の頭が流れてしまったり、長台詞の途中からエネルギーが弱くなったりといった部分を反復して身体に染み込ませる。

この芝居のマイルドさは世代によるものなのだろうか。出来ていないとは言わない。お客様に観せていいレベルのものだと思う。
が、まだ何かビビットなものが足りない。それをこの世代に伝えたところで伝わるものなのだろうか。
幸いにも私は幼少期から演劇に触れてきたため、歳は彼らとそれほど離れてはいないがその感覚、その芝居の空気感を知っている。
『独りの国のアリス』が書かれたのは1995年。いわゆる「演劇」が盛んだった時代である。その頃若手だった世代が逆班アダルトチームに集まる。
こちらのヤングチームは平均年齢30歳を下回る。下手したらその時代に生まれてすらいない。
『独りの国のアリス』のビビットな、もっとトゲトゲした、スパイスのようなものがまだまだ加えられそうな気がしている。
作品が出来てきたからこその私の欲の部分をもっともっとこうしたい、と役者達に求めているこの時が演出として何よりの幸せである。

昨日、最後の通しを経て、役者一人一人に感想を聞いてみると役者自身もここに来ての気付きが多くあったようで、これはまだまだ追求していけると思った。
若い世代の良い所は、経験が浅い分、吸収する力が未知数なこと。それを実感する毎日である。

明日、稽古最終日。
最後まで細かいところまてこだわって追求し続けたい。

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