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2020年10月13日 (火)

ことのはbox「班女」稽古場レポート11

本日で稽古最終日。
今日も前日に引き続き、早朝から開始する。
昨日と今日は、本番を想定して、30 分の仕込みから行い、その後通しとなる。 仕込みももうだいぶ手慣れたもので、時間的にも余裕を残して終えることができているの で、その時間を現地での今までとの違いなどへの対応に充てることができるのではと推測 できるので多少の戶惑いがあってもどうにか対応できるのではないだろうかと踏んでいる。
最後の通しではあるが役者陣が皆朝から雰囲気が軽い様子であったのが印象的だった。 各々思うことはあるのだろうが、必要以上の緊張や気負いはやはり芝居を作る上では邪魔 だと思うので、今朝の皆の表情や雰囲気には少し安心するものがあった。
その影響もあってか、通し自体も良い通しであった。 これまで積み重ねてきたものをしっかリ大事に、丁寧に紡げた通しであったのではないだ ろうか。
通しの後は少々休憩を挟み、最後の小返しを少し。 ここ数回のランタイムが短くなっていることにメスを入れる。 この小返しで一部失いかけてた感覚も戻ってきたようなので一安心か。 これを 100%本番で出せるよう臨むだけだ。
総じて、胸を張って良い作品だと言える出来になったと思う。 今回、我々酒井班の「班女」ははっきり言って凝った演出や驚くような演出は全くない。 ただただ愚直なまでに真っ直ぐに戯曲と向き合い、その世界観を、その色と音をただただ誠 実に丁寧に紡ぐのみ。それこそが酒井演出の武器であり見どころだ。 凝ってはいないが、どこにも負けない「拘り」を持って創り上げてきた。 これが見る人の目にどう映るかはもはやその瞬間まで我々に知る由もないが、「コンクール」 という舞台に敢えて可能な限り無駄を削ぎ落とした「引き算の演出」で挑む我々は視点を変 えればある種の飛び道具なのかもしれない。
明日、1 日のオフを設けて明後日の今頃には豊岡にて宿で酒井やスタッフ陣と作戦会議をし ている頃だろうか。 コンクールの結果がどのようなものになるにしろ、我々のやることは一つ。 誠実に芝居を創ることだけだ。

演出助手 岡崎 良彦

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