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2020年10月 5日 (月)

ことのはbox「班女」稽古場レポート02

集中稽古 2 日目の本日からは、役者も入っての稽古だ。
まずは、これまでの稽古場になかった置き道具やセットに慣れるため、また変更点を修正
するための時間に充てていく。
演出の酒井が先日コンクールで使う現場の下見に行ってきたことを受けてそこに対して
いくつか修正点が生まれたのでそこにも対応していく。
今回はなんといっても通常の劇団公演ではなく"コンクール"という形であるため細かい修正は都度入っていく。
昨日、自分と演出家である酒井の 2 人で色々と試行錯誤を繰り返した仕掛けについても実験が必要だ。
これまでの稽古になかった置き道具やセットに戸惑いながらも、完成に近づいていく 様子にどこか高揚感を感じさせる役者たちをみていると長く近くで見ている自分として は嬉しくもあるものだ。
今回はコンクールに持ち込む作品なので、通常の作品作りのように【ざっくりと現場合わせ】のようなことは許されないので演出にもキャストにも緊張感と集中力を強く感 じる前半の稽古であった。 緊張や不安といったものよりも、「意気込み」といった類の感情を強く感じることができ たのはとても良いことだろう。 度重なる変更や調整に柔軟に対応していく役者陣の姿を見ていいると、俳優というものは兎角すごいものだと改めて感じる。 これは自分自身が演出をしている時も同じように感じる。 固定稽古場での最序盤での役者たちの高揚感は見ていてとても小気味のいいものだ。
そうして一通りの確認作業を終えた後、稽古の後半は通しを1回。
今日の通しは、演出の酒井も言ってたように全体としてとても良い通しであったと思う。 原因は色々あるだろう、客観的に見て、前回の稽古までで積み上げてきたものと、前回までの役者個々人の課題を踏まえた上で前向きに取り組んでいる姿勢を見ること ができたし、その中でもまだ貪欲に先を目指す態度が功を奏したこと、そしてまた、実 際の置き道具やセットに触れながら演じる中でより深く役を生きることが出来ていたよ うに感じたので、これから先 1 週間が非常に楽しみだ。

今回はコンクールとして、仕掛けを扱う自分や、音響及び照明も含め一丸のチームとしての出来が問われるところではあるので、演者陣に負けぬよう自分も取り組んでいかねばと改めて引き締まる思いのする演者たちの好演だった。
だが彼らもここからがやはり正念場。 自分自身が演出する時もそうだが、常にフレッシュな思いで、その時その場を役として、再現性を持って演じて欲しいと思うので演者陣の目下の課題は再現性であろうと思う。
そこをこれからしっかり育んで行って欲しいと思っている。
明日以降も現状に満足することなく、日々実りある稽古ができるよう、そしてそれがしっかりと実を結ぶよう、自分の立場からできることをしっかりやっていきたい。


演出助手 岡崎 良彦

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