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2020年8月18日 (火)

ことのはbox「楽屋」 稽古場レポート08

8月17日(月) 担当 岡崎良彦

稽古もいよいよ大詰め。
当班の稽古は本日を含めて残り二回。 今日も通しを行う。この時期で、4チームともなると他班のメンバーが見学しあ ったりする時期だ。
今日も数名のギャラリーの中通しを始めた。 結果から言うと、良い通しではなかった。緊張か、残り少ないからと気負った か、全体的にとても固く、無駄な力の入った芝居に感じた。これまでにないミス であったりが散見された。この時期には勿体ない結果ではあるが、舞台が水モ ノである以上どうしても「そういう日」はある。 大事なのはそれを演じている本人たちが感じられるか、だ。 今日の通しの悪い流れは役者達も感じながら演じていたようで、一度こういう 悔しい思いをしていればもう繰り返すことはないだろうと考えたい。
しかしながら、全体としては良くなかったものの、自分が大事にしたい役者たち の「心の動き」というものは回を追うごとに大きく感じられるようになってきたの でそこはプラスだと言える。 それぞれの織りなす心の動き、そのダイナミックがピースとしてハマるときを想 像すると心が躍る。
さて、前回のレポートで今回演出するにあたって決めたことがもう一つある、と いう話をしたが、それは「自分らしく演出すること」だ。 当劇団で演出を始めてからこれで三作目、いろんな人から感想、指導、アドバ イスをもらってきた。無下にするわけでもなく、頂いた言葉は真摯に受け止めて いるつもりだが演出家としての自分がどうありたいかを考え、今回は自分らしく 演出することに拘ってみた。自分の演劇の基盤となっているアメリカでの学生 生活。当時何を感じどうしてきたのか、そんなことを思いおこしながら今回の演 出方針を決めた。 今回は基本的に「役者本意」の演出、そして「チーム」で作る作品という点に拘 ってここまできたつもりだ。演出家である自分も、役者と同じ目線で同じ地面に 立って「一緒に」創るのが演出家としての自分らしさだと思ったのだ。 もちろん、引くべき手綱は引かねばならないし、自分の創りたいものは強く持た ねばならないが、私が「頭」ではなくあくまで「一緒に」創る作品でありたいと。

その私の思いがどれだけ結果として現れているのか、お客さんに判断してもら う他ないが、間違いではなかったと言える作品に仕上げたい。 泣いても笑っても当班は明日が最後の稽古。
明日も変わらず足掻き、よりよいものを目指していきたい。
演出 岡崎良彦

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