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2020年8月16日 (日)

ことのはbox「楽屋」 稽古場レポート06

8月15日(土) 担当 吉川

本日の稽古は衣装付、メイクも実際に行うほぼほぼ本番同様の形で通し稽古ができた。嬉しい。
稽古が進むと役者の力用によってはもう手心を加える所がなく、役者の慣れが生じてくる事が多々ある、新鮮味が無くなり流れ作業の様にセリフが出てきて観ているこちらもあくびが出る程だ。
しかし今回のキャストは毎回良い意味で芝居が違う、相手の動き、台詞の変化に対応してくれる。そこに期待して演出側もどんどん改良していく、
芝居を固めていくにはまだ早い、
「ごめんよ、まだボクには変えれる所があるんだ。
こんなに嬉しい事はない。」
アムロも涙を流して喜ぶ事だろう。

良いのか悪いのか、私の演出は、お客様に「これはアドリブなのか?」と思わせたい所が多々ある、そんな演出を嫌がる演出家もいるだろう、100人居れば100通りの演出があって良いのが芝居だ、100人乗っても大丈夫なのがイナバ物置だ。
もう一つ特徴的な演出は「自然さ」である、
登場人物が互いのセリフを待つ事なく自然に発声する、セリフが被った所でそれが自然であれば良い、お客様に違和感無く芝居を観て欲しいからだ。
セリフが聞こえなかった、と言ってくる人も居るだろう、そんな時は、ブルースリーよろしく「考えるな、感じろ。ニュアンスで。」と一蹴したいところだが、そうはいかないので「席を変えてまた観てみてください!」と言っておく。
逆にセリフ全部を大切にする演出は「そのセリフ、全部聞かないとわからないですか?」とお客様に聞いてみたくなる、長台詞、説明台詞、大切かもしれないが大概のお客様は学校で国語と道徳の授業を受けているだろうから余りに突拍子もない話(世紀末に一子相伝の暗殺拳を受け継ぐ系等)でなければテンポを重視したい。

話は戻るが、本日の通し稽古はとても良いデキだった、「仕上がる!」と確信した反面やはり欲が出てしまう、
その欲を殺して良いものか、役者を信じて欲を出すか、
今から役者陣に打診してみるが、答えはきっと「わかりました!」と返ってくるだろう。
明日から毎日通し稽古をする。

慣らす場所とまだまだ進化出来るところを探す稽古になるだろう。
日々の変化が楽しみになってきた。

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