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2020年8月14日 (金)

ことのはbox「楽屋」 稽古場レポート04

8月13日(木) 担当 岡崎

ことのはbox第15回公演「楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~」
集中稽古4日目

当班は、固定稽古場に入ってから3度目の稽古となる。火曜日に通しをしたわけだが、これまで個々に積み重ねてきたものの繋がりを感じながら、この芝居の第一声から最後の一言まできっちり繋がるよう意識させることを念頭に置いて行った通しであった。
まだまだ及ばぬ点もありながら、キチンと次に繋がるであろう通しになったと感じている。
幕が上がるその日まで、出来ることを全てやり、よい作品になるように尽力するのみだ。

さて、本日の稽古はその通しを受けての抜き稽古となった。
女優Cと女優Dのシーンに注力して稽古をしたわけだが、この2人の確執というのはこの戯曲において言うまでもなく大事な要素であるが故に、演出としても力が入る。
何度も何度も同じシーンを繰り返し取り組んだ。

上記の2人に限らず当班の目下の問題は「パワー不足」だと感じている。

当然ながら「パワー」というのは台詞回しやボリュームの問題ではない。「想い」の強さ、感情のパワーだ。

稽古初期から固定稽古場に入る前までにも、その点については指摘してきており、多少の改善こそみられてもまだ私の求めるところ、この戯曲の求めるところには至っていないと感じる点は少なくない。今日の稽古でもその点について取り組んでいた。本当に微々たるものではあるが前進はしている。
残り少ない稽古日数、通しも増えて細かい返し稽古の時間が削がれてゆくここからが正念場だ。

今回、当班の「楽屋」はこの作品を知らない人、初見の人には台本通りのことをやっているように見えるだろう。実際、できる限り台本の指示、意図に沿った演出をしているつもりだ。(そもそも演出の選択肢を狭める記述の多い戯曲だ、と個人的には感じている。そういう意味では「ズルい」戯曲なのかもしれない。)
しかし、解釈の面において明言されていない部分に自分の色を足してみている。それによって新しく産まれた副産物をどう料理するのかということに関して女優陣とも再三話し合ってきた。稽古とは名ばかりの話し合いの時間がこんなに長い現場はそうそうないだろう。
それがどれだけの人に伝わるのか、伝わらないにしても世の演劇人が見慣れた「楽屋」との差異、または違和感を感じさせることが出来るのか当班の創る「楽屋」の肝だと思っている。

実はもう一点、演出に臨むに当たって心に決めたことがあるのだが長くなるので次回のレポートに回そうと思う。

明日は固定稽古場に入ってから2度目の通しとなる。
実り多いものになるよう、そしてまた新しい何かが産まれるよう、攻めの姿勢を崩さず取り組んでいこうと思う。

岡崎良彦

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