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2020年3月23日 (月)

ことのはbox 稽古場レポート7

本日は長時間稽古が出来る最後の日。
夜に通しをやる事は決めていたため、それまでは念入りに小返し。しかし全てではなく、埋まって無いシーンを中心にブラッシュアップ。

今回のレポートは殺陣シーンをつける上で大切にしている事を書こうと思う。

相手を生かす剱を振る。
戦いと生死を表現する殺陣においてとても矛盾する言葉であるが、殺陣が表現というものの中にある限り、この言葉は表現の全てに言える事だと考えている。

では殺陣に最も必要な要素とは何か?
信頼関係とコミュニケーションこの2点だ。
技の上手い下手、派手な衣装などは二の次であり、大切なことは一つの立回りの中にあって、人数に関わらず相手と呼吸を合わせコミュニケーションを繋ぎ続けるということ。

今回の作品では立回りというよりはコメディタッチの戦闘シーン。言ってしまえばケンカコントの要素が強い。
では実際に剱を振らないから簡単なのかと言えば真逆だと捉えている。
剱を用いた立回りならば、結果は勝ち負け(生死)であるが、今回は真剣にやりながら誰も死なず、お客様から笑いを誘引しなくてはならないからだ。

最も注力したのは人間関係を取り入れるということ。

単なる手のやり取りではなくストーリーでなければいけない。
というのが立ち回りを作る基本なのだ。
呼吸を繋ぎ続けるために手と手の間にある芝居を特に意識して振り付けをする。
立ち回りを付ける時の注意点を全体にも説明し、動きを示し、意図を伝え、イメージを共有していくことに重きを置く。

ふと時計を見ると通し開始時間、集中している時の時間というのは本当に早い。

今回の通しの感想はと言えば、今迄で一番の出来であった。

細かなミス、荒いシーンは未だ見受けられるが、見せたいポイントのみで言えば非常に良い通しとなった。

やっとスタートが切れた、そんな気持ちである。

今世界中が大変な情勢であるが、私は命ある限り表現者でいる事に感謝し続けたい。

次回も魂を燃やして臨まなければ。

箱TEAM演出 山崎亨太

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