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2020年3月22日 (日)

ことのはbox 稽古場レポート6

葉チーム、集中稽古3日目。
本日も日中の時間は返し稽古に充てる。先日カバーしきれなかったシーンを中心に返していく。

細かい動きの修正や、言い回しなどを中心に進めていく。この本番が近いタイミングでも、「あっちがいいか、いやこちらの方がいいか」だとか「こいつは面白い」といった気づきや発見が日々生まれ、その度に考えを巡らせてより良い方向にもっていけるよう試行錯誤を繰り返すことが出来るというのは大変喜ばしいことである。

小返しをしたシーン達の中心人物達に今日強く伝えたかったのは芝居で「疲れる」こと。もちろんこれは何も動きが多いからとかセリフが多いから疲れる、などということではなくて舞台上で「生きる」ということ、人が「生きる」ということはとてもエネルギーが必要なのだということだ。
特に若い役者には多いかとは思うのだが、芝居をするときに気を抜くと「自分のペース」みたいなものに落ち着いてしまってそこで芝居をしてしまうというパターンというのはよくあることで、この意識を変えてやらねば舞台上で本気で生き、「疲れる」には至らない。
その感覚を役者の身体に覚えさせてやれるように進めていった返し稽古であった。

すると案の定、というか思惑通りというか、小返しの後の小休止で床に疲労困憊で倒れ込む役者が数名。思わず顔がニヤけてしまう。一度その感覚を肌で感じてもらえれば、あとは自分でその状態を作る手段を講じるだけだ。今日の感覚をしっかり覚えていてくれたら心配はいらないだろう。

本日は通しをせねばならなかったので、その他細かい確認事項等々を潰していく。
スタッフの皆さんにこちらの意図を伝えるのに、取りこぼしがないよう一つ一つ確認し、情報をクリーンにしていく。

少し休憩を取り、通しの時間となる。
皆の緊張が伝わってくるが、私もひどく緊張していた。スタッフさん達は職人としてこの作品を見てくれているのと同時に最初のお客様でもあるのだ。
大きな事故のようなものはなく、淀みなく通しを無事終えることが出来たが、新たな改善点・課題点も見えた。
くだらないミスも多く、緊張があったとはいえ小返しで出来ていることが発揮仕切れていなかった部分が多かったのは今後の稽古で修正していかねばならない。そうして打率をあげていく作業もこれから必要だ。

通しの後はスタッフさんと打ち合わせ。自分のプランを伝え、それを叶えようと試行錯誤してくださるスタッフの皆さん。とても幸せな時間だ。
自分のプランとスタッフの皆さんからの提案を摺り合わせる。とてもステキな世界観を構築できそうなことに心が躍る。
音響照明の兼ね合いで修正していく部分もこれから稽古で洗わなければならない。

やらねばならないことは尽きないが、それだけ高みを目指せるということなのでさらなる向上を目指して今後この座組みを導いていきたい。

葉チーム演出 岡崎 良彦

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