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2019年1月 9日 (水)

捏造タイムスリップ 稽古場レポート05

稽古場レポート 5日目
脚本家の水谷です。
今日は音響さんが来たので、音楽の入りのポイントや尺をまずは確認しました。
その後、最初から最後まで通し稽古をおこないました。
しかし本日は、連日の稽古の疲れが出ているからか、セリフが飛んでしまったり、これまではテンポ良く仕上がっていた掛け合いがハマらなかったりと、
なかなかに課題が多く残る通しとなりました。
そのあとのダメ出しで演出家の中原さんは、
「仮に、今日はテンポが悪いな、全体のエネルギーが弱いなと感じても、自分の中でエンジンを上げてしまってはダメ。
それらは全て無理した芝居であり、結局ウソの感情になってしまう。
もちろこれまで稽古で言われたことや、言わなければならないセリフ、守らなければならない動きはある。
しかし舞台の上に立てば、あとはもう裸の状態でそこにいて、目の前にいる登場人物によってしか、
自分の感情が変わることはない」
と指摘します。
また自分のセリフを言い慣れて来た役者に対し、
そのセリフをいつも同じ言い方で、同じトーンで、いわば「決め打ち」の状態で言ってしまっていることも指摘しました。
もちろんお客さんには、お金をいただいている以上、毎回同じクオリティの作品を見せなければなりません。
しかしそれは、常に決められた固定の振る舞いをすべきということではない。
毎回、役としての自分がそのシーンで感じることは違うはずで、それを活かさない芝居はただ形だけのものになってしまう、と中原さんは伝えます。
そのためには、相手のどのセリフで、自分が次のセリフを言う生理になっているのかを事前にしっかりと考え抜き、
そしてセリフを使いこなすことが大事だと。
脚本に書かれたセリフを自分が言いたくなるように生理を持っていき、
そして次の相手のセリフが生きるように、そのシーンで伝えたいことが伝わるような生理になるために、
その役がどんな人生を歩んで来たのかとしっかりと考えること。
その上で、舞台に立てばあとは裸のまま他の人物との会話を楽しむことが大事なようです。
明日もまた通し稽古。今日の快打を各々の役者がどうやって解決してくるか。
とても楽しみです。

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