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2017年3月 2日 (木)

舞台版「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」稽古場レポート03

決して広いとは言えない空間に、20人の役者が密集して存在している。前代未聞チャレンジだが、全員がこの場で生きることの難しさにも直面している。一人一人の立ち位置の細かい調整は10cm単位で修正され、どこまでも細かく詰められてゆく。朝から晩までぶっ続けの稽古が続く、、、。
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演出のシライケイタの顔が曇る。とあるシーンがどうしてもうまくゆかない、何度やり直しても納得行くものにならない。シライケイタは時に怒り、時に諭すように役者に語りかける。「お前の持ってるものを見せてくれ」もっとできるはずだ。もっと、もっと、貪欲に役者に語りかける。時間はない、しかしこのシーンを流す訳にはいかない、じっくり語りひたすら役者から出るものを待ち続ける。それは演出家であり、役者でもあるシライにしかできないものだ。役者に求めるものハードルは何処までも高いが、もっとも役者に優しい演出家といえる。
小道具の制作も大詰め、山岳ベースを彩るロウソク、新聞、地図にこたつ、そして衣装。
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本日は自ら着る衣装のヨゴシを役者自らが行う。舞台監督の号令のもと、一斉にヨゴシをかけてゆく。厳しい稽古から解放されたせいか、皆どことなく楽しげだ。執行部はあまり汚れない、下っ端ほど汚れるだろう。各自思案しながら自らの衣装を作り上げてゆく。これは若松孝二監督がいた時となにも変わらない若松プロのやり方だ。「自分が着るものを自分で用意しないで、役者がいい演技ができるか」懐かしい声を聞いた気がした。
若松プロダクション
尾崎宗子

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