舞台版「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」稽古場レポート01
舞台版「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」稽古もいよいよ大詰め、稽古場をサブテレニアンに移動し早朝よりセットの建て込みを行なっての稽古がスタート。しかし本日は稽古前に元革命左派の方がお話に来てくださいました。
この貴重な機会に少しでも当時の空気を感じようと、演出家、役者関係なく供に車座になり聞き入ります。
稽古場がサブテレニアンになりミザンス(セットにおける俳優の位置や動き)をつける稽古がスタートした。客席からどのように見えるかも芝居の重要なところ。どんなに良い演技をしても客席に見えて居なければ、元も子もない。20人の役者が一斉に芝居をする登場人物が多いこの芝居では、ミザンスをつけるのがとても大変だ。あの人もこの人も見たい!けれども映画とは違い場面をカットし編集することができないのだ。しかし舞台と言う限られた空間で観るというのは、役者から出てくる熱のようなものを直接に間近で感じたり、自分もその一部になったような錯覚さえ感じることができる。そんな醍醐味がある。そして何度も見ていると違った空気を感じる時もある。見る対象、見る場所が違うと感じ方も違うのだ。同じ空間にいるという事がこんなにも胸が苦しくなったり、目を背けたくなったり、逃げたくなったりする。いつの間にか総括をされている自分がいる。怖い。。。
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