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2017年1月

2017年1月31日 (火)

BIG MOUTH CHICKEN 稽古場レポート08

本日は稽古最終日。
両チーム共に最終調整。
かなり、締まりました。
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いつもは、これで本番なんだけど、今回はまだまだこだわっていきたいなと思っています。
本番あける日まで。
ずっとずっと少しでも良くなるように、修正するぐらいのつもりです。
少しでも多くの方に、何か感じて頂けるように。
いつでも模索して、その日の最高を創り上げる。
こだわります。
初日の千秋楽は、変わってるかもしれません。
これも舞台の良さ。
ただし、千秋楽が完成ではありません。
その日その日が完成形なんです。
さてさて、稽古後に稽古場バラシ
1週間同じ稽古場で荷物置けるし、立て込んでるし最高に稽古が捗る1週間だった。
サブテレニアンさん、様々です。
本当に大好きな稽古場になりました。
ありがとうございました‼︎
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さて、明日から小屋入りです。
舞台セット、証明、音響が加わって更なる化学反応を起こします。
まもなく、皆さんに見て頂ける。
楽しみです。
それまでは、出来ることは全部やります‼︎

2017年1月30日 (月)

BIG MOUTH CHICKEN 稽古場レポート07

本日は、紅梅、白梅共に詰め稽古。
 
どちらも細かくやっていきました。
 
ちょっとしたトラブルはありましたが、ここまで色んな局面を共に乗り越えてきた、このチームでは乗り越えるのは朝飯前。
 
ここまで来て、各々のポジショニングを認識して色々各自やってくれている空気。
 
これは、本当に本番に生かされてくると思います。
 
紅梅チームでは
 
小栗さんとあやのサプライズバースデー
 
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小栗さんは、長いキャリアの中で稽古場での誕生日祝われたのが初だったみたいで、とても喜んで頂けました
 
あやは、号泣(笑)
 
 
僕が小栗さんに、あやをマジで怒るんで後のフォローお願いしますと言って前ふりをして、あやに説教。
 
途中で小栗さん呼び出して、怒り僕も怒り狂って泣き始める。
 
ここで、電気が消えて・・・・
 
 
ハッピーバースデー
 
という流れ。
 
 
一分一秒でも、稽古したい時期ではありますが、僕は何時間稽古するよりこういうのが大切だと思ってます。
 
 
必ず、この仲間意識は本番に出るから。
 
 
白梅は、前半から流して最後までやりました。
 
恐らく、やばいという意識もあったと思いますが、喝を入れたので引き締まった稽古が出来ました。
 
まだ、荒削りな部分を明日調整します。
 
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僕が、忙しいから声をかけづらいのかな??
 
隠し撮り。
 
 
 
両チーム本当に良い座組に仕上がっております。
 
指定席ですので、チケット予約はお早めに
 
https://www.quartet-online.net/ticket/bmcplumtree?m=0ecddhd
 
 
土日は完売間近。
平日がオススメです
 
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2017年1月29日 (日)

BIG MOUTH CHICKEN 稽古場レポート06

本日は、紅梅稽古。
1日小返し、修正していきました。 
本当に疲れる芝居です。
どんな芝居でも疲れるのですが、この作品は特に疲れると思う。
地味に、鬼のように疲れる。
自分で入ってみて、本当にわかった。
だから、今日はボロボロでした。
みんなの疲れもピークかな。
集中力が物凄くいる作品なので、少し誰かが集中力を失うと取り戻すのにパワーを使うし、上手く回らなくなる。
それが如実に出た稽古でした。
でも、粗かった部分は詰められました。
エンターテインメントであり、会話劇。
僕は、この作品でそこを模索しながら創っています。
中々、難しいものです。
どちらかに偏ってしますので。
さてさて、今日は僕が入って演出補助の三井さんにみてもらって。
彼を信頼しているので、ある程度丸投げです(笑)
僕はこれから役者としての比重が高くなっていきます。
どんなキャラクター作れるかな。
お楽しみに☆
よりしまりました。
さて、稽古は、後2日。
最終調整です。
チケット予約お待ちしております。
https://www.quartet-online.net/ticket/bmcplumtree?m=0ecddhd
前半割、セット割がオススメですよ♪
BIG MOUTH CHICKEN
http://bigmouthchicken.com/

2017年1月28日 (土)

BIG MOUTH CHICKEN 稽古場レポート05

今日は初の衣装通しでした。
初と言っても、今日しか出来ないかな💦
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やはり違いますね。
衣装を着ると。
役者もテンションが上がるし、観ている方も華やかさを感じる。
今回はいつもに増して衣装凄いと思います。
私、頑張りました(笑)
ただ白梅チームの通しはボロボロでした。
本当にボロボロ。
負の連鎖が起きてしまった。
だから、芝居は怖いですよ。
少しの意識の甘さや、集中してないだけで、これだけ変わるんですから。
ただそれだけ、まだまだという事。
みんなもかなり危機感を持ってくれたと思います。
本番までに、やらなければいけない事も明白になりました。
気を引き締め直していきます。
そして、紅梅チーム
こちらは、僕が初めて入ってやってみました。
僕がボロボロで、テンポや間を崩してしまいました。
でも、助け合う精神が生まれたのは本当に良かった。
僕の出ていないシーンは、かなりクオリティが高くなってきました。
まだまだのところもたくさんあるけど。
僕の想像した世界が創造され始めています。
それにしても、みんなも疲れがピークだと思います。
身体のケアもしながら本番に望みます。
僕が1番ちゃんとやらないとなと思った、本日でした。
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2017年1月27日 (金)

BIG MOUTH CHICKEN 稽古場レポート04

本日は白梅一日稽古だったので、急遽追加シーンを朝から作りました。
そして、日替わりゲストの白井サトルさんがいらっしゃり稽古。
楽しいシーンになりそうです。
どうぞ、お楽しみに‼︎
写真撮り忘れた💦
そういえば、昨日は日替わりゲストの西間庭惇さんも来ました。
こちらも破壊力半端なし。
彼の回もお楽しみに‼︎
色んなシーンを小返し。
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自分のシーンもやりました。
そろそろやっておかないとね。
それからダンスの稽古
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ダンサーさんとも、綿密に打ち合わせ。
かなり重要な作業。
さて、本日も通し。
まだまだ荒けづり。
そして案の定、テンポ、間がボロボロ。
噛み合わない。
2回目の通しは、1回目ほどの熱量、集中力が出なかった。
みんなも危機感を感じてる事でしょう。
一気に駄目出し。
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かなりの大所帯。
駄目出しの時もすごいことになってます(笑)
1番やりたいシーンの稽古が出来てない。
軸をしっかりとしないとな。
周りが良くても、芯が見えてこないから。
軸が良くなれば、かなり化ける。
この作品。
もっともっと稽古がしたいです。
明日は衣装通し。
また、新たなる世界が、見えるでしょう。

2017年1月26日 (木)

BIG MOUTH CHICKEN 稽古場レポート03

本日も朝から稽古でした
白梅チームは、殺陣とダンスが多いので、そこの確認が時間がかかります。
これは、本当に大切な作業なのです。
本当に精密に作り込んでいかないといけないのです。
緻密に計算されたものを、本番までに完璧にしていく作業。
もちろん、そこには芝居も組み込まれています。
明日は白梅チームが昼夜稽古。
明日で、どこまで完成度を高められるか。
正念場です。
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紅梅チーム
主題歌を歌って頂いている若林亜希さんがお見えになりました。
最高の主題歌を提供して頂いてます。
予告編で、少し聞けるので是非聞いてみてください♪
BIGMOUTHCHICKENvol.11予告編
そして、近々、嬉しいご報告が出来るかもしれません♪
お楽しみに。
舞台監督さん、照明さんもいらしたので、通しをやりました。
昨日より全然クオリティーが上がりました。
ここに照明、音楽、衣装が。
想像するとワクワクします。
これは面白くなる。
確信しました。
と言っても、まだまだ粗いので詰めていきたいと思います。
こちらは会話劇がベース。
かなり緻密に芝居や段取りを詰める。
人数も多いので、位置関係がかなりシビアです。
それぞれのキャラクターが、それぞれの華を持っていることがテーマです。
これは、いつでも僕にとってテーマなのですが、今回は特に重要視しています。
どんな華が咲いているか、是非劇場に確認して来てください♪
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作品によって稽古の仕方も、かなり違います。
詰める作業も違います。
緻密さも違います。
面白いものです。
さぁ、明日も緻密詰めていきますよ。

2017年1月25日 (水)

BIG MOUTH CHICKEN 稽古場レポート02

集中稽古に入り2日目。
スタッフさん来ていただいての通し。
両チームともに、ちゃんとした初通し。
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流れが見えました。
初通しなので、熱量はマックスでした。
全員集中してたね。
別班を見学したりして、良い意味で意識しあえればいいなぁと思っております。
まだまだ粗いけど、笑い声も聞こえてきて、役者もテンション上がったんじゃないかな?
スタッフさんの笑顔も沢山見えました。
紅梅チームは、ラストの稽古不足が如実に出ましたが、テンポ感、熱量は過去最高でした。
こちらは会話劇の要素が強いので、少しでも噛み合わなくなると一気に停滞する。
誰かの熱量が少ないと、一気に空気が落ちる。
とにかく、そうなった時に誰かがカバーしないといけないのです。
そんな作品なので、とにかく集中してのぞまないといけない。
助け合わないといけないのですね。
今回の通しは、その辺りがしっかり出来ていました。
もっともっと自分が主役だと思って華やかに動き回って欲しいな。
枠に囚われないで、どんな事やってもその役はその役者がやったら、その役に見えるから。
僕は、本気でそう思っているんです。
そして白梅チーム
こちらはザ、エンターテインメントなのでパワーとパフォーマンス力も必要になってきます。
殺陣初心者もいたりするので、必死にこれから詰めなければいけません。
僕的には、簡単で華やかな殺陣をつけたつもりです。
必死に役者は昇華しようと身体にたたき込んでいます。
ダンスはプロの方々なので、これから詰めていけば最高のダンスを魅せてくれるでしょう。
芝居は、パワー推しで、ちょっとガチャガチャしてしまいました。
僕の演出作品においては、稽古場で、よくある事です。
ここから綺麗に整頓していけば、すごい事になりそうです。
心配なシーンも如実に見えました。
今のうちに、浮き上がってきてよかった。
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まだまだ、これからです。
本当に両作品観ていただきたいです。
明日も朝の9時から殺陣返し。
9時から23時までフル活動でやっております。
なんたって2作品だからね。
明日も力一杯楽しみたいと思います。
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チケット予約はこちらこら
https://www.quartet-online.net/ticket/bmcplumtree?m=0ecddhd

2017年1月24日 (火)

BIG MOUTH CHICKEN 稽古場レポート01

今日から集中稽古に入りまして、稽古場仕込み。

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1週間、ここの稽古場でお世話になります。

 

BIG MOUTH CHICKENとしては、初の稽古場にセットを立てて稽古です。

 

小劇場界においては、区民施設などで日によって稽古場を変えながら稽古していくスタイルが主流なので、中々決まったスタジオを取って、しかも立て込んで稽古が出来るという環境は本当に有り難いのです。

 

特に殺陣やダンスなど、激しい動きは早い段階から確認が出来ると現場に入ってからもスムーズだし、お芝居自体も観え方が違うので、かなり本番モードで稽古が出来ます。

 

本当にドキドキワクワクです。

 

みんな頑張ってくれて、簡易的な舞台セットが出来ました。

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そして、稽古

 

白梅チームは、殺陣、ダンスが多いので、動きメインの稽古。

 

段差があるので、やはりかなり見え方が違う。

 

そして、役者、ダンサーのテンションも上がる。

 

一つの形が見えました。

 

 

殺陣、ダンスは、僕の作品において、かなり重要な作品のエッセンスです。

 

物語を豊かにしてくれます。

 

 

 

 

紅梅チームは、ダンス殺陣の確認の後初めから流していきました。

 

こちらもダンス、殺陣はありますが、どちらかというと会話劇です。

 

役者の熱量が、上がって今までで一番パワーが伝わっていました。

 

役者も、環境に大分左右されるのだなと改めて感じながら、細かい修正をしました。

 

初めから、これくらいのテンションでやってくれれば稽古の進み具合も早いのになと(笑)

 

要は、想像力ですね。

 

それを、引き出せる演出をしなくてはと感じました。

 

 

 

 

さてさて今日は、スタッフさんも来て頂いての通し稽古。

 

ここから更に詰めていって、最高の2作品作りますよ

 

 

お楽しみに

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チケット予約はこちらこら

 

https://www.quartet-online.net/ticket/bmcplumtree?m=0ecddhd

2017年1月17日 (火)

ことのはbox「カミサマの恋」 稽古場レポート10

稽古場レポート:1月13日(金)
ことのはbox第5回公演
「カミサマの恋」
2017年1月18日(水)~23日(月)
於:シアター風姿花伝
本日は最終稽古で、昨日同様に通し稽古を行いました。
全体としては今までの通しの中で一番良かった印象でした。
年明けからサブテレニアンで稽古をしてきて、個人の課題、全体的に意識すること、この両方を出演者全員が稽古をするごとに発見し、それをクリアすることで着実に積み上げてきた結果が最終通しに出たと感じられた。
それは演者と演出も同様に感じられたようで、このまま劇場に入って美術照明音響が入ればお客様にもこの芝居が持つ魅力が伝わるだろう。
1日オフを挟み、劇場に入ってからは数日間稽古ができなくなるが芝居が後退しないように各自入念に確認作業を行って欲しい。
あと、気温が下がってきておりベストな身体に持って行くまで時間がかかるのでアップなども怠らないようにして貰いたい。
今回もサブテレニアンで稽古ができて大変有意義であり実りの多い稽古期間であった。
有難うございました。
ことのはbox
原田直樹

2017年1月15日 (日)

ことのはbox「カミサマの恋」 稽古場レポート09

稽古場レポート:1月13日(金)
ことのはbox第5回公演
「カミサマの恋」
2017年1月18日(水)~23日(月)
於:シアター風姿花伝
​本日は、抜き稽古と通し稽古を行いました。
稽古も残り2日となり、大詰めの段階です。
ここまで通し稽古を何回も繰り返してきて、通しごとのシーン別の良し悪し、出来具合など出演者全員が共通に感じられてる為、
どこをどう詰めていけば良いか明確になっており、残り限られた時間内でもシーンの更なるブラッシュアップを期待したい。
​​会話劇というのは、演者のコンディションによる微妙な差異によって印象が大きく変わってしまうため、寒さが厳しい時期の公演はアップを特に入念に行い毎回ベストアクトができるよう準備を整えて欲しい。
作品全体としては見せたいモノのラインに来ているので、後はどれだけ高められるかだと思う。
​本番直前まで良い作品になるよう座組全員で努めたい。​
​良い形で劇場入りできるよう、明日の最終稽古を行いたい。​
​ことのはbox
原田直樹​

2017年1月13日 (金)

ことのはbox「カミサマの恋」 稽古場レポート08

稽古場レポート:1月12日(木)
ことのはbox第5回公演
「カミサマの恋」
2017年1月18日(水)〜23日(月)
於:シアター風姿花伝
本日の通しは、両チーム共に、今迄稽古で構築してきたものが、形として実り
いい形で通し稽古ができた様に思う。
勿論、まだまだ突き詰めていけるが、ある程度の作品の流れは完成していると思う。
あとは、どれだけ芝居に再現性を持たせることが出来るか、これを残り2回の稽古で確実なものにして行きたい。
役者全員で同じ作品の行く先を見て、全員で、舞台の幕開けから終幕までを結んでいきたい。
今回の固定稽古場に入ってから、その気持ちは強まり、そして、それが出来る作品であると確信している。
二つの班の違いは、どんどん明確になり、
逆班を見た役者も口々に、こんなに違うものなのかと、驚きを口にしていた。
どこを見せるのか、何を見せるのかで作品の色は全く変わってくる。
ダブルキャストを試みているので、是非、両方の作品を見てもらいたい。
ことのはbox
酒井菜月

2017年1月12日 (木)

ことのはbox「カミサマの恋」 稽古場レポート07

稽古場レポート:1月11日(水)
ことのはbox第5回公演
「カミサマの恋」
2017年1月18日(水)〜23日(月)
於:シアター風姿花伝
​本日は、片方のチームが通し稽古を行い、もう片方のチームは返し稽古を行った。
通し稽古の方は昨日ダメだしとして伝えた事を、役者各々が考え体現しているように感じた。
ダメだしについて力みすぎてダメになってる箇所も見受けられたが、これから改善していける兆しがある。
ただ、各々がきちんと役割を果たしているが、それが、座組一体となって作品を転がしているような力が足りないように感じた。
役者に伝えたところ、皆その実感はあるようで、全員で同じ作品を見てそこに向かっていけたらと思う。
明日もこのチームは通しを行う。昨日、今日と良くなってきた、この作品が明日、また更に良くなる。
そんな希望の持てる通しだった。
もう一方の班は、本日は返し稽古を行った。
全体を見れる通し稽古ではなく、欲しいテンポ、ニュアンスなどを繰り返して掴んでもらう為の稽古である。
今出来上がってる芝居をよりビビットに表現することによって、見てくださる方にはより、精度の上がった作品を見ていただける。
昨日の通しで気になった箇所を確認し、繰り返す。
稽古中に何度も何度も、見ている役者達から笑い声が上がった。
今日の通し稽古は始終笑っていたように思う。
本日の稽古から、曲が入り、より良い作品になってきた。
明日、明後日と、どんどん楽しみになっていく作品である。
明日の稽古が楽しみである。
ことのはbox
酒井菜月

2017年1月11日 (水)

ことのはbox「カミサマの恋」 稽古場レポート06

稽古場レポート:1月10日(火)
ことのはbox第5回公演
「カミサマの恋」
2017年1月18日(水)〜23日(月)
於:シアター風姿花伝
​本日も昨日同様、通し稽古を行いました。​
通しに入る前の全体の空気感は昨日の初通しよりも良い意味でリラックスしているように感じ取れた。
通し稽古、抜き稽古を繰り返し、本番に向けて相手や舞台空間に100%集中できる身体と意識を作っていって欲しい。​
昨日の初通しよりランニングタイムが10分近く短縮した。
​ただ時間が10分短くなっただけではなく、昨日のダメ出しの中にあった「リズムの緩さ」に演者全員が意識を向けた結果であり、外側から見ていても昨日より確実に見やすく、作ってきたシーンごとの意味をより汲み取ることができた。1回通しを行ったことによって冒頭から最後までの図式を体感できたのもあるだろう。
今作のような会話劇は照明や音響効果が限られている為、演者の何ミリのズレの積み重ねによってシーンや全体の印象が大きく変わってくる。
​寒い時期の公演ということもあるので通し稽古、本番に入るまでの各々の準備をより入念に行って欲しい。​
​当団体は作品ごとに出演者を集う形をとっているため、毎公演出自の違う方達とご一緒することになる。
​特に今作は戯曲上、座組の平均年齢が高いため自身より年上の先輩方が多い。
芝居はさることながら、稽古場での居方、等とても勉強になる。そういった先輩方と接していて、芝居が魅力的な方に共通するのは人間的にも魅力的だということだ。それは、年下の演者さんにも言えることである。
今回の稽古場が良い意味で和やかで、締める時には締める場所であるのは、自身の役割や責任の取り方がわかっている方々が多く、かつ人間的に魅力的な方が多いからなのだろうと、外側から見ていて気づく。
​集中稽古も折り返しに入ってきて疲労も溜まってきた頃だろうが​、ここからの踏ん張りを期待したい。
ことのはbox
原田直樹

2017年1月10日 (火)

ことのはbox「カミサマの恋」 稽古場レポート05

稽古場レポート:1月9日(月)
ことのはbox第5回公演
「カミサマの恋」
2017年1月18日(水)〜23日(月)
於:シアター風姿花伝
本日は初めての通し稽古。
ここまでシーンごとに稽古をしてきて今日初めて全シーンを通しました。
全体としては初通しにしては印象の良い通しだった。
細かく見ていけば詰めなければいけない部分は多々あるが、何よりこの戯曲を通して何を表現したいかという最も大事な部分が演者全員に浸透しており、先々を見て大変手応えのあるものとなった。
通しをすることにより、演出、演者共々、見えてくるものが多々ある。
全体のリズム、シーンの意味、シーンの繋がりなど、演者が体感することによって各自がやらなければいけないことがより明確になってくる。
明日からは今日の通しを踏まえシーンを詰めていく稽古に入っていく。
各々が今日出来た部分と出来なかった部分を省みて明日からの稽古に臨んで貰いたい。
このまま積み上がっていけば楽しんで貰える作品になるのでキッチリと作品を仕上げていきたい。
​ことのはbox
原田直樹​

2017年1月 9日 (月)

ことのはbox「カミサマの恋」 稽古場レポート04

稽古場レポート:1月8日(日)
ことのはbox第5回公演
「カミサマの恋」
2017年1月18日(水)〜23日(月)
於:シアター風姿花伝
本日は稽古がOFFということで、「カミサマの恋」の作品について書こうと思う。
舞台は、まだそこここに雪の残る3月の津軽。
"カミサマ"と呼ばれ、慕われている道子のもとへは嫁姑問題、息子の受験、孫の結婚相手探しなど何かしらの悩みごとを抱えた人々がひっきりなしに訪れてくる。
舞台は下手側に祭壇、上手側に応接スペースという造りの日本家屋。
舞台面側には縁側がある。
とにかくここへ皆が道子を頼ってやってくる。
畑澤さんの書く、愛される人々が次々と登場して、
そして、いたって日常の中に存在する、日常に紛れているコメディーとして舞台が進行していく。
なんて日常を切り取るのが上手いんだろうと、常に再認識させられる。
それは、稽古が進んで芝居が出来上がっていくと余計に顕著となり、どんどん台詞が生きてきて、
戯曲に書かれている台詞が、そこに書かれた人に寄り添った言葉だと、感じさせられる。
稽古の初日に、私はこの作品をコメディーだと思っていると役者に伝えた。
日常の中にある、面白さみたいなものをみんなで作り上げていきたい。
その中に、道子の優しさや、不思議な力や、どうにもならない巡り合わせやそう言った、
生きていくことの一筋縄ではいかない、いろいろなものが混じり合った生きている人として
見えていきたい。
だから、リアルにリアルに芝居を作っていきたい。
書かれている言葉が、人に寄り添っているからこそ、お茶一つで気持ちが動くからこそ
大切に作っていきたい、そんな風に戯曲に思わされる芝居だとしみじみ感じる。
明日からは、通しの日々が始まる。
ただただ楽しみでしかない。
ことのはbox
演出 酒井菜月
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ことのはbox
酒井菜月
kotonohabox@gmail.com
http://www.kotonoha-box.com

ことのはbox「カミサマの恋」 稽古場レポート03

稽古場レポート:1月7日(土)
ことのはbox第5回公演
「カミサマの恋」
2017年1月18日(水)〜23日(月)
於:シアター風姿花伝
本日は返し稽古を行った。
良くも悪くも、流れが出来上がったことにより、
なんとなくの状態で流れてしまう箇所を再度皆で何が起きているのかを確認し
観てくださる方にどこを見せたいのか、この瞬間瞬間は何を伝えたいのかを再度整理して
ビビットに芝居の進行を行っていけるよう、ポイントポイントを繰り返し、落としていく作業。
今回は、日常が舞台ということもあり、何かをしながらの会話や、
台詞ではないところの、お茶を飲む、や何かを触る。そう言った動作で見えてくる芝居も非常に重要になってくる。
今回の作品の大事な小道具として、お茶がある。
舞台上で来客のある度にお茶が出される。そのお茶に手をつけるのか、つけないのか。
どのくらい飲むのか、いつ飲むのか。
そう言ったことが芝居に大きく関わってくる。
今回の稽古では、実際に舞台で使う小道具を使って稽古が行えている。
シビアなタイミングが要される、箇所も多いので、実寸で稽古が出来ていることを有り難く思うと同時に
実寸で、且つ、実際の小道具を使って、稽古をする重要性に気付かされる。
芝居を精錬させていくには不可欠だと改めて実感する稽古だった。
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酒井菜月
kotonohabox@gmail.com
http://www.kotonoha-box.com

2017年1月 7日 (土)

ことのはbox 稽古場レポート02

稽古場レポート:1月6日(金)
ことのはbox第5回公演
「カミサマの恋」
2017年1月18日(水)〜23日(月)
於:シアター風姿花伝
昨日より、サブテレニアンにて集中稽古。
本日はまず昨日できなかったシーンから流していく。
昨日稽古したことにより演者全員から空間への慣れが見て取れ稽古がスムーズに進行していく。
最後のシーンまで終わったら台本を外し冒頭から細かく返していく。
台本を外したことによって相手役や空間等、ベクトルを向ける対象が明確になるので前回までやった稽古よりも格段にシーンの空気感が出来上がっていく。
今作は会話劇なのでシーンのメリハリや細かい感情の機微を表現できないと芝居として成立しない。
その為にはシーンに出ている演者が演出家が欲している空気感を理解し全員で作り上げる意識がないと途端に崩れていく。
一人でも足りていないとそこからシーンの空気感が抜けていってしまう為、台詞の有る無しに関わらず全員同じ量の集中力が必要となる。
今日からはシーンを作っていく稽古になっていくので、個人ではなく全体で芝居を作っていく意識により一層切り替えて行って欲しい。
今回の座組は演者の平均年齢が高く、人間的に魅力的な方が多いので稽古初日から稽古場が和やかで明るい。
稽古中の緊張感とのメリハリが良く稽古場の雰囲気も芝居に乗っていてここまでは順調に見て取れる。
来週からは通し稽古がメインになってくると思うのでそれまでにどこまでシーンを詰めていけるのか楽しみである。
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原田直樹

2017年1月 6日 (金)

ことのはbox 稽古場レポート01

稽古場レポート:1月5日(木)
ことのはbox第5回公演
「カミサマの恋」
2017年1月18日(水)〜23日(月)
於:シアター風姿花伝
本日より14日まで稽古をさせて頂きます、ことのはboxです。
お世話になります。
前作の際にも当劇場を使用させて頂きましたが、劇場入り前の集中稽古を劇場と同サイズの場所で稽古出来るのは芝居の向上にとって欠かせないものとなっており、演者、関係者ともにサブテレニアンさんに大変感謝しております。
今作は、渡辺源四郎商店の畑澤聖悟さんの戯曲を上演致します。
舞台は雪がまだ残る青森の津軽。
「カミサマ」道子の元に色々な悩みを抱えた人々が訪れ、道子とともに解決していくという物語である。
本編、登場人物達が抱えている悩みは私たち誰しもが抱えている問題であり、観客がとても共感しやすい部分だと考える。
そして、何より物語全体から受ける印象がとても温かく、見終わった後にホッコリした気持ちで劇場を後にして頂けるのではないか、
そんな物語を書けるのは筆者である畑澤さんの人柄なんだろうなぁ、と稽古を見つつ考えている。
本日の稽古は、
正月休みを挟み、固定稽古場の初日ということもあり、まず仮組みしたセットの空間に馴染むというところから始まった。
本番の劇場空間の広さで、コミュニケーションを取れることは、本当に有難い。
冒頭からシーンごとに流しながら台詞やミザンスの確認を行っていった。
初めはとまどう演者さんが多かったが、稽古が進むにつれ徐々に空間に馴染むようになり芝居に良い影響を与えていたように思う。
明日は、今日出来なかたシーンをやり、具体的なシーン作りに入っていくと思われる。
10日間の期間でどこまで仕上がって行くのかとても楽しみな稽古初日だった。
ことのはbox
​原田直樹

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