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2013年6月10日 (月)

シグナルズ「あなたがいたから」 稽古場レポート07

6月9日(日)
 
今日は稽古最終日だが、この期におよんでもまだ、稽古は小返しからだ。
芝居の中盤の主人公とその親友が再会するシーンを稽古する。
これは台本を書いていた当初より悩んでいたところだが、久しぶりに再会した親友同士というものはどんな感じで会話するのだろうか。親友だから、時の流れを乗り越えて昔みたいに仲良く、気のあった風で会話するだろうか。
それも正解だろうが、主人公は親友に対してあるわだかまりのようなものを持っているから話は複雑なのだ。
またこのシーンは芝居の中盤だし、二人だけで会話するというシーンが結構な時間ある。
観客の心、集中力を芝居にのめりこませたまま持続するにはもうちょっと工夫が必要だと思ったのだ。
どう工夫したのかはネタバレになってしまうので書けないが、二人のシーンはセリフをカットしたわけでもないのに体感時間がとても早くなった。早く感じられるばかりではなく、シーンの意味も際立ったと思う。
 
しかし、私は小返しが好きな演出家らしい。
演出家の中には、シーンをある程度流して駄目出ししてを繰り返すことで作っていく演出家もいるが、私は小返しして、解決したいことはその場で解決していくタイプだ。
役者も実際に繰り返すことで演技が身に染みるし、その場で問題を解決できるからこれはいいことだと思うのだがどうだろう。
まあこれは、演出家の好みか。
 
大好きな小返しを終えて、いよいよ最後の通し稽古を行った。
 
通しのできは、今までで一番いい出来だった。
 
軽からず、重からず、その場にあるべきものはその場にありながら、テンポよく心地よく芝居が進んであっと言う間に芝居が終わった。
実際タイムが2分ほど縮んでいたし、スタッフさんからも体感時間がまったく違ったとの声も聞けたから間違っていないのだろう。
 
そんな通しができて、稽古場を後にすることができることを嬉しく思う。
 
思えば、稽古開始は4月末、台本の書き出しになると今年の年明けに遡る。
正直この芝居でお腹がいっぱいという時期もあり、稽古するのが苦しい時期もあったが、めげずに稽古したことがよかったことが証明されたような通しだったと思う。
 
あとはこれを本番でもやるだけだ。
 
最後に、稽古に集中できる環境をあたえてくださったサブテレニアンさんに深く感謝して、筆を置きたい。
 
この稽古場レポートにお付き合い下さり、ありがとうございました。
______________________________________
シグナルズ10th LIVE「あなたがいたから」
作・演出 大山鎬則
 
2013年6月12日(水)~16日(日)
@下北沢 劇小劇場
 
◎タイムテーブル
 
12日(水)19:30
13日(木)19:30
14日(金)★14:00/19:30
15日(土)14:00/19:30
16日(日)14:00
★マチネ割引
 
◎料金:前売 3000円 当日 3200円
 ★マチネ割。14日(金)14時の回のみ 前売当日共 2800円
 
◎出演
 
杉山薫 吉田千絵 常盤昌平(以上シグナルズ)
福田英和(7の椅子) 原弘(原色舞台) 富永瑞木 鶴まき
杉村こずえ 後藤沙恵 豊田記央
野澤爽子(KAKUTA)
シグナルズwebsite http://signalsz.jimdo.com/

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