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2013年6月 6日 (木)

シグナルズ「あなたがいたから」 稽古場レポート03

6月5日(水)
 
今日は初めての通し稽古に備えて、芝居を3ブロックに区切り、ブロックごとに通し駄目出しをするということをした。
通し前に、洗い出せる修正点は全て洗い出してしまおうという意図だ。
稽古量は十分にこなせているし、役者の集中力も高いので、もう大きな変更をすることは無いと思うが、例えばセリフの明瞭さだったり、セリフが今誰にかかっているのかということを再度細かくチェックする。
すると、ここはもう少し明瞭にとか、ここはこの人にもう少ししっかりかけようとか、修正すべき箇所が見つかる。
こうした稽古をしたことで、役のもつ感情、意図がさらにくっきりして、シーンそれぞれの通りがよくなったように思う。
 
また、この稽古では、あるシーンに少しコミカルな演出をほどこした。
基本的にこの芝居はシリアスな芝居だが、シリアスだからといって、全て真面目にやればいいかと言えばそんなことは無いと思う。
コミカルな演出を差し挟むことによってこれもまた、役を深くすることにもつながるし、芝居を深くすることにもつながる。
人はシリアスな状況でおかしなことをすることは当然あるからだ。
 
また単純に芝居が見やすくなる。
見やすいということは重要だ。もちろん全てが親切すぎてもいけないが、そういったことを差し挟むことにより、観客に物語を身近に感じてもらうことは大切なことだと思う。
 
食事休憩を挟む。
 
通し前の休憩というのは独特だ、皆一見いつもと変らない様子で過ごしているように見えるがそこにはある緊張がある。
通し前の休憩をうまくすごすことも、通しをうまくいかせることに大切だと思う。
 
19時より、通し稽古開始。
 
役者の緊張感はいい方に作用したと思う。
役者の演技が力強い。
芝居が流れているあいだ、この作品のうらに流れている一本の芯が途切れることがなかった。役者も、それを感じられたと思う。
 
この芝居にはもう、一本芯が通っていることが確認できた。
また時間が流れるのが早く感じられた。
いい出来だったことの証拠だと思う。
 
とりあえずホッとしたというところだ。
 
だが、ホッとしている場合ではもちろんない。
 
明日は主役の女性二人の出る場面を中心に稽古して、二人の居方がどうあれば二人の関係がより観客に伝わるかを検証する稽古になると思う。
 
稽古最終日まで、また油断なくやりたい。
 

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