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2013年6月 5日 (水)

シグナルズ「あなたがいたから」 稽古場レポート02

6月4日(水)
 
今日は重点的に稽古をしたシーンがあった。
若い男と女の恋にまつわる喧嘩のシーンである。このシーンを稽古していて兼ねてより思っていたことは、直接的に好きだの言わないのだが、はっきりと二人はお互いを大切に思っていて、お互いに二人のこれからを真剣に考えているということを、シーンの始めから観客に伝えなければいけないということだ。
 
言葉で語らないのだから、二人の態度や視線、雰囲気、かもし出している空気、つまり二人の居方がとても大切になってくる。
 
これまでの稽古でかなり伝わるようにはなっていたのだが、もう一押し、あきらめずに先に書いたようなことを鮮明にしたいと取り組んだ。
 
二人の声のトーン、ボリュームj、立ち方座り方、居方に微調整を加えていく。
役者も演出している方も非常に骨の折れる作業だが粘り強く取り組んだ結果、二人はとても仲のいい、そしてお互いに波長のあっているカップルに見えるようになったと思う。
 
もちろん観客にはどうしたってふたりが仲のいいカップルだということは情報としては分かる。
だが頭に届く情報としてではなく、心に感じさせたいのだ。
 
それは、今のところ演出家の私が見て、これならというところまできたと思う。
 
そして稽古時間外のことではあるのだが、二人は稽古の前、稽古の後、お互いの書かれている部分もそうでない部分もよく話し合っているのだ。
 
そうした、稽古外の取り組みが、稽古に反映されていて、これは役者の手柄だと思うし、そうして関係性を築ける現場であることをなによりだと思う。
 
また、今日は部分的な通し稽古もした。
 
役者の体に、頭にではない、体に、役の生理を染み込ませていく段階に入ってきたと思った。
これからはここをこうする、というよりは、今あるものを本当に我が事のように感じて演じることができるかが大切になっていくだろう。
 
明日は初の通し稽古だ。
 
役が役者の我が事になるように、残された数日を無駄にせず、最後までやるべきことをぬかりなくやりとげたい。
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シグナルズ10th Live「あなたがいたから」(作・演出/大山鎬則)
2013年6月12日(水)〜16日(日) 下北沢・劇小劇場
http://signalsz.jimdo.com
 

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