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2012年9月26日 (水)

犬と串「さわやかファシズム」 稽古場レポート02

9/25
今日も昨日に続き、13時から1時間の身体訓練、14時から稽古。
本日は夕方過ぎから、3回目の通し稽古。それに備えて、昼は各シーンを洗いながら、劇中で使う音を当てていく。いわば、プチ場当たりのようなものである。サブテレニアンのスピーカーと音響卓を、存分に使わせて頂く。

まだ用意出来ていない音もあるし、今ある分の確認はすぐ終わるだろう、なんてタカをくくっていたが、音が流れることによって変化したシーンのイメージに演出をつけ直したりしてたら、あっという間に18時前。
大慌てで1時間弱の休憩&準備時間を取り、19時前から通し開始。
前回の通し稽古までは、とにかく足し算足し算で作品を作っていった。台本をベースに、稽古場で生まれた面白いものを足したり、僕自身が思いついたこともどんどん足していったり。
そこから本日の通しまでの稽古は、どちらかと言えば引き算。全体から見て間延びしている部分や、稽古場のノリで足した結果作品性をボヤけさせているものにメスを入れていった。
この引き算の稽古というのは、どうしても足し算に
比べると、稽古場自体の盛り上がりには欠ける。そりゃあまあ、ポンポン色々足していった方が、稽古は盛り上がる。しかしかと言って、避ける訳にはいかない作業なのだ。一人っ子で寂しがりやの私は「稽古場の盛り上がり」という楽しさに後ろ髪を引かれつつも、心を鬼にして淡々とその作業を遂行してゆく。
もちろん百戦錬磨の今回のキャストは引き算の重要性なんて百も承知で、静かに熱い稽古をここ数日、行って来た。
その結果としての、本日の通し。やはり全体はスマートになり、作品がよい方向に向かっていると確信が持てた。
ラストに向かって行く怒涛の流れは特によかった。
犬と串は最近の公演ではほぼ、「ナンセンスが生むカタルシス」というものを意識した、ある意味一周回って感動的な作品作りを目指してきたのだが、正直今回の企画を立てた時は、作品がコメディに特化し過ぎている分、感動的って風にはならないかな、などと思っていたが、俳優たちの技で、その可能性を多いに見せてくれた。というかはっきり言って、感動した。
なんだかこんなに感動感動連呼するとすごい安っぽい作品のようだが、目指しているのは安っぽいストーリーなんてものを遥か超えた先にある、もっと抽象的で壮大な、脳みそに直接刺さるような感動なのです。
とは言え、まだまだ課題はある。今日の通しでは僕の方が、俳優たちにしてやられたが、次は僕がさらにその上を行く演出プランを持っていく番である。

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