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2010年8月

2010年8月29日 (日)

ブレーメンパレード『縁【○】~ハジマリノバショ~』

8/20(金)〜22(日)、演劇集団ブレーメンパレード旗揚げ公演『縁【○】〜ハジマリノバショ〜』(脚本/BPhorse、演出/BPg.g.d.)が上演されました。

不老不死の薬を作り出そうとする錬金術師や、メモをたまたま拾ったことから錬金術師に関わることになった仲間達の「縁」をテーマにしたファンタジー。
旗揚げ公演ということで縁にこだわったストーリーと丁寧な演技で、好感の持てるお芝居になっていました。

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2010年8月18日 (水)

yagi_soir 矢ヶ崎聡智氏インタビュー

 2010年9月11日にサブテレニアンで公演する yagi_soir の矢ヶ崎聡智氏に、作品のことを中心にお話をうかがいました。矢ヶ崎氏は信州に暮らし、東京で上演するというスタイルをとっています。(この記事は別冊サブテレニアン9,10 でご紹介した記事と同じものです。)

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2010年8月13日 (金)

桃唄309WS&発表会

 2010年8月7、8日と、サブテレニアンにて劇団桃唄309のワークショップが開かれた。俳優や、俳優を目指す人のためのワークショップだが、そうでない人でも楽しめるように、広く開かれたものだった。
 内容は、劇団の代表であり、劇作家・演出家の長谷基弘氏の創作のプロセスを、理論と実践で体験するというもの。けれど、その理論は桃唄309のみならず、俳優や劇作家、演出家が日常的に行っている仕事にも通じるものだと感じた。
 身体をほぐすストレッチからはじまって、グループに分かれての作品創作、発表までを2日間で行う。たくさんの課題をこなすので、ワークショップは分刻みのスケジュールで進行する。
 作品の創作のために、まず『フォーカス』という手法を学ぶ。これは、俳優や演出家なら誰もが無意識に行っている仕事を、長谷氏があらためて名付けたものだ。
 観客は、舞台上のどこを、誰を、見ているのか。焦点/フォーカスはどこにあるのか。それを意識的に操作するのが、この手法だ。桃唄309はこの手法を使ってシーンの切り替えを行う。一つの作品に100以上のシーンを盛り込めるのは、そのためだ。
 舞台の前と後ろでは、どちらに焦点がいくのか。高低では? 動いている状態と静止している状態では? それらを2間×2間の簡易舞台の上で検証する。
 次に、言葉を用いたワークショップ。尾崎放哉の句のうちの一句を与えられ、その句を身体に落とし込むべく、いろんなやり方で詠み上げる。「なんと丸い月が出たよ窓」「蜜柑たべて火にあたつて居る」初見で読んだ時と、いろんな読み方を試した後では、読み方がだいぶ変わっているのを実感する。
 その後グループに分かれ、自分のものになった句を基に、母、娘、などキャラクターを考え、話し合いながら「縁側」「ぼんやりとした丸」など、作品のテーマとなるキーワードを挙げていく。
 挙げられたテーマから作品を作るにあたっては、長谷氏が過去に書いたリーディングのための戯曲を分析、解体して、シーンの構成のみを取り出し、そこにグループで考えたキャラクターとプロットをあてはめるという作業をする。
 ワークショップの後半のほとんどはグループ内の話し合いに充てられるのだが、この話し合いによって個人の個性が際立ってくるのを感じた。みな活き活きと話し合い、真剣そのものなのだ。
 そして発表。長谷氏のアドバイスがあって、もう一度発表。どれも力作揃いで魅せられた。『丸が見ている』『ありづか』『葱畑』これが今回のワークショップで生まれた3作品だ。タイトルは観ている他のグループの人たちが考えた。
 発表会には、受講生でないお客様も見に来てくれ、充実した2日間が締めくくられた。

別冊サブテレニアンpage9,page10(特集:y、2010『ひ、ろみ』)

別冊サブテレニアンのpage9,10です。
特集は2010年9月にサブテレニアンで公演する yagi_soir です。
主宰の矢ヶ崎聡智氏は信州に暮らし、東京で上演するというスタイルをとっています。

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2010年8月 2日 (月)

劇団見切発車『Silver River Tears』

7/30(金)〜8/1(日)、劇団見切発車第2回「電車遅れまして申し訳御座いません」公演『Silver River Tears』(脚本/岩本憲嗣、演出/YOU)が上演されました。
昨年の夏に続いてサブテレニアンで2回目の公演でした。前回はオリジナルでしたが、今回は既成の脚本で、宇宙警察や亡命してきたお姫様、それを追ってきた賞金稼ぎたちが繰り広げるドタバタSF劇でした。皆さん熱演しており、好感の持てる芝居でした。まだ若い劇団なので、これからも成長していってほしいと思います。

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