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■サブテレニアンで稽古中のエムキチビートさんの稽古を見学させていただきました!
■今回の公演は、中編二本立て、配役2ヴァージョンという、ファンにとっては楽しみがいっぱいの公演です。私が見学させていただいたのは、『週末の天気』(text by 元吉庸泰)の織姫ヴァージョン。そして後半は彦星ヴァージョンも見ることができました。
『週末の天気』は高校の演劇部、そして二本立てのうちのもう一本『90%VIRGIN』(text by ハセガワアユム)は高校の軽音部の話なので、思い出がくすぐられる人も多いでしょう。それにふさわしく、若いエネルギーに満ちた稽古場でした。
■冒頭の、女優に憧れる女演劇部員と、本当はバンドをやりたいけどやむ無く演劇部にいる男子演劇部員のシーン。
部室で交わされる会話のニュアンスと、今ひとつ煮え切らない若い人の脱力したしゃべり方が笑いを誘います。
■続いて、自分は天才だと思っている女の子の演出家と、ステレオタイプの不良のシーン。
不良の破壊力には、吹き出さずにはいられませんでした。演出家の女の子は、利発そうだけど嫌味なところがなく、とても可愛らしい女子校生に見えました。
■続くシーンも、高校時代の思い出をくすぐるようなエピソードが満載で、甘酢っぱい気持ちになりました。けれど、本当に面白いのは、このお話自体が「演劇」や「小劇場」のパロディになっているところなのでしょう。
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2010.7/6〜7/11 エムキチビート『90%VIRGIN』×『週末の天気』
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