サイマルラボ『授業』
2/25(木)〜2/28(日)、サイマル演劇団 サイマルラボ『授業』(原作/E・イヨネスコ、構成・演出/赤井康弘)が上演されました。
原作は20世紀の不条理劇のなかでも名作と言われる古典です。
細い舞台の両端に役者が配置され、片方がひそひそ声で話すので、お客さんは台詞に耳をこらすと同時に、両サイドをテニスのラリーのようにきょろきょろ見ることを要請される演出でした。
後半は一転、教授の言語学に関する講義が延々と続き、女生徒は歯が痛いことを訴え続け、両者が噛み合ぬまま、女生徒は殺されてしまい、女中によって棺桶に入れられてしまう。これが今日40人目の生徒だったというお話です。
女中のエプロンに食器が取り付けられており、動く度にガチャガチャと音がして、存在感を出していました。
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