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2010年1月30日 (土)

手代木正太郎インタビューWEB版(1/2)

手代木正太郎(てしろぎ・しょうたろう)
1981年生。宮城県松島町出身のアーティスト。怪奇、幻想、探偵をテーマに絵画、舞台など多数の作品を発表。仙台での演劇活動と並行して演劇実験室◎万有引力に入団、4年間活動する。退団後、実験的表現集団微塵流を立ち上げて、第一回目の公演を行った。 ※09年10月『慈善週間または七大元素』生命創造のコラージュ実験劇@Gin'sBAR(仙台)
サイマルラボ『授業』では、女中役を演じる。

■微塵流のこと

ーー手代木さんが立ち上げた『微塵流』(みじんりゅう)というの名前の由来を教えていただけますか?

 僕の好きな剣豪で、根岸兎角という人がいまして、その流派が「微塵流」というんです。根岸兎角という人物は、いわば悪党なんです。師匠のもとを逃げ出して、自分で勝手に「微塵流」という流派を立ち上げて、奇抜な格好をして名を売って。兄弟弟子に仕返しされて倒されるんですけど(笑)。僕に似ているな、と思って。

ーー悪党なんですね(笑)。

 今後、僕も悪党的にやっていこうかと思って。

ーー『微塵流』は一回目の公演を仙台で行ったそうですね。手応えはいかがでしたか?

 『微塵流』でやる芝居はストーリーが無くて、パフォーマンスが中心です。前回の公演は、僕が「仙台では見たことがないなぁ」と思うようなメソッドを、在仙の役者さんたちとワークショップを行いながら公演をいう形に持っていきました。仙台のお客さんには珍しかったみたいで、なかなか好評でした。

ーー何が珍しかったのでしょうか?

 僕は万有引力にいたので、そこで学んだことを参考にしたワークショップをやったん です。主に肉体表現ですね。後は、例えば、闇を使ったワークショップ とか。寺山演劇って、暗転が多いし、すごく早いんですね。完全暗転して短い時間で一瞬にして舞台を転 換させたりとか。後は、身体を痛めつけながらいたりとか。


ーーワークショップに集まる役者さんたちは、寺山さんの演劇に興味のある方々なんですか?

 まだ若い人が多くて、寺山というと「聞いたことがあるな」というくらいの方々です。以前自分のいた集団に客演してもらった人たちが多いので、多少は通じたと思います。

ーー暗転芝居の魅力は何でしょうか?

 まず単純に、見に来た人の想像を裏切って、早い暗転で転換をするとびっくりしますよね。それと、暗転によって場面の絵が変わりますよね。どこに誰がたって、何があって、という。その絵をたくさん作りたいのかもしれないですね。

ーーなるほど。私も、芝居が始まる前の暗転などは特にドキドキして大好きです。暗闇の持つ力ってありますよね。 「一人きりになる」というか、生まれた時に帰るようなことなんでしょうか。サブテレニアンの空間で、手代木さんの作品をぜひ拝見してみたいです。
(2/2に続く)

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